SMAS face lift 切開リフト

切開フェイスリフトで糸リフトの糸は悪さをするのか?除去する手間とリフトの注意点を現役美容外科医が徹底解説!!

山口憲昭

切開フェイスリフトで糸リフトの糸は悪さをするのか?除去する手間とリフトを邪魔する糸の話

「フェイスリフトで剥離の際、以前入れた溶ける糸が無駄に溶けずに出てきた場合、取り除いて処理するのですか?」っていう質問頂いてます。
めちゃめちゃいい質問ですよね。

実はフェイスリフト、切開のフェイスリフトっていうのは、メンバーさんからご質問頂いてるので、切開をして中を開いてるのをサロンで公開してます。
実際中に溶けない糸とか溶ける糸とか出てくるシーンとかもお見せしてるんですけど、むっちゃくちゃ面倒くさいんですよね。

「フェイスリフトで剥離の際、以前入れた溶ける糸が無駄に溶けずに出てきた場合、取り除いて処理するのですか?」っていう質問頂いてます。
めちゃめちゃいい質問ですよね。

山口憲昭画像

実はフェイスリフト、切開のフェイスリフトっていうのは、メンバーさんからご質問頂いてるので、切開をして中を開いてるのをサロンで公開してます。(オンラインサロン入会はこちらから)

実際、オンラインサロンでは中に溶けない糸や溶ける糸とか出てくるシーンとかもお見せしてるんですけど、むっちゃくちゃ面倒くさいんですよね。

溶ける糸も注意が必要

溶ける溶けると言いながら1年ぐらいだと平気で残ってたりするんですけど、溶ける糸でもちょっと引っ張ったらブチブチってちぎれるようなモロモロの状態なんですよ。

切開フェイスリフトをされる前に、大抵の方が糸リフトをされていることが多いのですが、最近では「溶ける糸」が主流な糸の施術である溶ける糸…

実際は残ります。

切開のフェイスリフトをする際に、皮膚を切り開いていくと中から過去に入れていた糸やその残骸が出てくることが多々あります。

溶ける糸の問題点

一番いやらしいのは、溶ける糸にしろ溶けない糸にしろ、邪魔なものはもちろん手術中に剥離をして全部取っていきます。

なので切開リフトの前に糸リフトをされる場合は、溶ける溶けないに関わらず時期を考えた方が良いですね。

溶ける糸の問題点①引っかかってて組織がちぎれそうなパターン

溶ける糸を取るにしてもやたら引っかかってて組織がちぎれそうなパターンの時は抜くのにものすごく慎重に抜かないといけないんですよ。

なぜなら皮膚の表面より奥側で大事な神経とかに引っかかっていると、引っ張って神経が損傷したりすると困ってしまいます。

残ってるものに関しては基本的に解除して綺麗にして動くようにしていくいんですけども、取り除くっていう問題点が1つ。

溶ける糸の問題点②皮膚の表面より奥側に全然剥離もしないずっと向こう側に糸が残ってた場合

もう1つは、皮膚の表面より奥側に全然剥離もしないずっと向こう側に糸が残ってた場合に、

普通だったら剥離をしてスマスが動くようになってないといけないのに、その糸が本来だったら引っ張るために入ってるはずなんですけど、

口元近くにだけ残ってて剥がして引っ張る時に逆につっかえ棒になって全然手前に寄ってこないことがあるんです。

この事例はもう大変です。
なので修正手術、フェイスリフトの修正手術って、切開の痕の修正手術もすごく難しいんですけども、

糸のあとに切る切開リフトをするって場合もタイミング、溶ける糸の場合にはやっぱり1年以上間を空けたほうがいいですし、溶けない糸が入ってる場合は本当に難渋することがあります。

修正手術っていうのは難しくなってくるわけですね。
なんちゃってフェイスリフトでペコって開けてギュギュっと縫ってみたいな感じの手術って世の中によくあるんですけども、絶対上がらないです。

つっかえ棒になってる場合、要するに、たるんでるくせに棒が入ってるから、上にあがりたくないんですみたいなことがあるので、溶ける糸もほんとの切開のリフトを考えてる場合には、タイミング等は判断した方がいいです。

切開リフトの難易度が上がってしまうタイミング

フェイスリフトの修正手術でよくあるのが、傷跡の修正だったり、fairy ear(妖精耳)の修正ですが、糸の施術の後の切開リフトもタイミングによっては難易度が上がります。

フェイスリフトの修正手術でよくあるのが、傷跡の修正だったり、fairy ear(妖精耳)の修正ですが、糸の施術の後の切開リフトもタイミングによっては難易度が上がります。

なので「ミニ」フェイスリフトと呼ばれるような、こめかみを少し切るくらいの施術では絶対にリフトアップできないと言えます。
一時的には効果があるように見えても持続性がなかったり、また修正になり、次はミニではなくフルで切開フェイスリフトということが多いのです。

ダウンタイムも少なく、切開リフトよりも価格が安いので糸リフトを検討する方は非常に多いのですが、もし切開リフトを視野に入れているのならタイミングは考えた方が良いですね。

糸リフトは見た目の変化は一時的にはありますが、戻ります。

持続性がないので、なんども入れることになり、湯水のようにお金があり年に数本程度なら問題ないのですが、加齢に伴い維持力も下がってきて本数も回数も増えていく…というエンドレスループに陥ります。

担当医の見極めが重要

確実なことを言えば、糸をやる先生が切開リフトもやってるかどうかが1つの判断になると思います。

大体、糸だけの施術をしてる先生に「切開の手術をする時に大丈夫ですか」って聞いたら、

「大丈夫溶けてもう何も無くなってるから〜」

って言うんですけど、その先生は切って開けてない先生なので分からないはずなんです。

完全にイメージでお話をしているから、開けた時にどういうふうになってるのかっていうのが分からないんですよね。

患者側の知識も十分必要

質問をする場合には、

例えば「溶ける糸はほんとに溶けるんですか?溶けない糸がほんとに大丈夫なんですか」というような

先生が切開のリフトとか剥離をしっかりするようなリフトをちゃんとやってる先生かどうかっていうのをまず聞いてみるのがいいと思います。

症例写真とか見てみてもらってください。症例写真がない場合には逆に言うとイメージ先行で話したりとかお話先行で話してたりっていうことがありますので、注意した方がいいです。

少なくとも僕の感覚的に言うと、切開もしますし、糸のリフトも場合によってはすることもある
んですけども、適用はかなり厳密に判断をしています。

ということで、糸のリフト、効果が限定的ですぐ戻るくせに、切開をする時に邪魔をするかもしれないっていうそんな可能性のお話でした。

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