blepharoplasty 全切開二重術

【ハム目とは?】現役美容外科医がハム目の原因と修正方法を徹底解説

山口憲昭

今巷で話題の「ハム目」についてお話します。
「ハム目」って何?って感じですけど、要するに全切開をした後に目の二重ラインがボンレスハムみたいになってる人たちのことを「ハム目」と通称呼ばれてます。

要するに全切開後の一つの合併症というか、そういうデザインで切ったらそうなるよねっていう状況がハム目なわけです。
ちょっと具体的に見てもらいましょうね。
こういう感じの人ですね。

今回は巷で話題の「ハム目」についてお話し致します。

・ハム目の原因
・ハム目のメリット、デメリット
・二重整形のダウンタイム
・修正手術について

を詳しくご紹介致します。

山口憲昭画像

ハム目とは

全切開の手術後に二重のライン(まぶた)がボンレスハムみたいになってしまっている状態のことを指します。

症例(施術)画像(下記の画像の上の画像がハム目の例です。)

要するに全切開後の合併症とも言え、不自然な箇所への切れ込みや縫い付けを行った結果、「ハム目」になってしまうということが起こるわけです。

酷い方になると、目の開き方や二重の幅に左右差が出てきたりすることもあります。

また、ハム目の特徴的な状態として、下を向き伏し目がちになった時にも、二重のラインがばっちりと見えてしまうことがあります。

そしてこれらの状態は、基本的には手術時のデザインや、中の縫い合わせ方で決まってきます。

ハム目になってしまうの原因

ハム目になってしまう主な原因は、二重整形手術(主に全切開手術)を行った際に生じてしまう合併症です。

全切開手術と埋没手術の違いについては下記の記事をご覧ください。

【完全版】二重整形の埋没法と切開法の違いを現役美容外科が徹底解説!!>>

手術中に出血が多く腫れ上がってしまっているなど、二重のデザイン性という観点からあまりに上の方に切れ目を入れてしまうと、きれいな二重にならず、ハム目になってしまいます。

手術時のデザインであまりに二重幅を広くするとハム目になってしまうリスクもあがります。

または眼輪筋のバランスが悪いなどが挙げられます。

ハム目の治し方

ハム目と言ってもハム目にも何種類かありますのでパターンによって修正方法が異なります。

治し方①眼瞼下垂があって目の開きが悪い場合

眼瞼下垂があって二重幅が広くてお肉が乗ってしまっていて目の開きが悪い場合は、眼瞼下垂を修正する手術が必要です。

理由としては以前に行った切開をした際にあまりにも上(10mmよりも上)で切ってしまっていて、お肉が乗ってしまっているという状態だからです。

下記の画像は眼瞼下垂術の概要です。

ハム目修正(眼瞼下垂術)画像

眼瞼下垂術の施術関連動画はこちらから>>

治し方②目は開くけど目の上にお肉が乗ってしまっていてまつげが見えづらい

目が開くけどお肉が乗ってしまっているハム目の方の場合は眼瞼下垂の手術をしなくても治る可能性があります。

方法としては二重からまつげまでの皮膚を切除することでハム目が改善するケースもあります。

(下記の画像参照)

(全部が全部上記の治し方ではございません。信頼できる専門医とよく相談しましょう。)

「ハム目」のメリット・デメリット

「ハム目は良くない!!」という風な言い方をしてきましたがハム目もメリットはございます。

「ハム目」によるメリット

一見ネガティブに思える「ハム目」。

しかし良い部分もあるんです。

ハム目というのは二重の幅が広いので、お化粧の塗りしろがいっぱいあるということ。

結構派手にお化粧をしたい方にとっては、お化粧をしやすい瞼ともいえます。

「ハム目」によるデメリット

やはり一方で、お化粧はしやすいものの、スッピンにはなりにくいというのが難点。

二重の幅が大きすぎることに加え、伏し目の時に食い込みが強すぎるので、スッピンやお化粧を薄くしていきたい方にとってはデメリットとも言えるでしょう。

まつ毛の生え際が瞼で隠れてしまい、結果的に黒目の見えている部分が減ってしまうと、目が小さく見えてしまう可能性もあります。

目を大きくしたくて全切開眼瞼下垂手術まで行ったのに、ハム目になってしまったというのは、結構辛いことですよね。

修正手術を受けられるまでの一般的な期間

手術の結果、ぼってりした二重になってしまった「ハム目」。

ぱっちりした大きな目になるために、修正の手術を行うという手もあります。

では、いつからなら修正の手術は行えるのか。大きく分けて2つの時期があります。

3ヶ月から半年後

ハム目は一般的に、手術後のダウンタイムがとても長くかかります。

縫い付けているところが不自然なので、何ヶ月間か目が開かなかったという方も多くおられます。

その時期を思い切り越えて、3ヶ月目以降、理想としては半年待ってから行う方が治りはより良くなってきます。

3週間未満

ただ、一方で手術直後から状態がひどい方もおられるかと思います。

そういった方は3週間以内からでも直し始めることは可能です。

修正手術後のダウンタイム

修正の手術をした際は、内出血は多少出ますが大体1週間くらいで目の大きさに変化は感じられます。

その後、1ヶ月くらいまではしっかり赤くて腫れ上がったような感じは残りますが、大体2週間を過ぎた頃からはお化粧で誤魔化せるほどになってきます。

ダウンタイムを過ぎ、完成してくるのは3~6ヶ月となります。

【症例】リゾナスフェイスクリニック東京のハム目修正

埋没法・切開法などを含めてハム目修正に関しては多くの修正実績がございます。

修正手術は初回の手術よりも格段に跳ね上がりますが、患者様からも高く評価を頂いております。

まとめ

この度は、「ハム目とは何!?」ということと、そうなってしまった際の修正の手術についてご紹介してきました。

この記事を参考に、スッキリした目になって頂ければな、と思っております。

弊社リゾナスフェイスクリニック東京では、美容整形への専門知識と豊富な経験を持った医師が在籍しておりますので、ぜひ一度無料カウンセリングをお受けください。

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