BLEPHAOPLASTY 眼瞼下垂術

眼瞼下垂術後の傷が治りかけでかゆい理由とその対策

山口憲昭

「眼瞼下垂症の手術をしてから、二重の線が痒くてしかたありません。傷の治りかけが痒いのと同じだと思ってますが辛いです。」というご質問です。
これ手術してどれぐらいなのか分からないので、色んなケースがあるかなと思って色んなパターンをお話しますけれども、傷っていうのは特に目元の傷っていうのは最終的にはめちゃめちゃ綺麗に治っていって、皮膚の厚さがすごく薄いところなので他の身体の部分に比べるとすごく綺麗に治るんですけど、そこも治るまでにフェーズがあるんですね。

最初の手術してから2、3週間の間に結構浮腫みが出てる状態ですね。
この状態どっちかっていうと痛みの方が強いわけですけども、だんだんとこれが治ってくると1ヵ月位かけて真っ赤っ赤になってきます。固く縮んでくるような感じですね。この時ぐらいからちょっと痒みに変わってくるんですね。

山口憲昭

痛みと痒みってどういう話なん?ってなるんですけど、痛みと痒みって実は同じ神経の刺激です。

実は痛みを感じる神経ってのは、知覚神経にも色んな神経があるんですけど、C線維っていう無髄神経っていって割と原始的な神経があるんですね。触ったりとか圧力とか敏感な感覚っていうのはイチエイ線維っていって神経線維のまわりにガードが付いてるんですけど、イメージとしては神経線維の途中ヘチマがいっぱい付いてるみたいな感じ。なのでヘチマとヘチマの間に電気信号飛べるので早いんですよ。

だから情報バーッて伝わっていくんですけど、無髄線維のC繊維の方はヘチマなしバージョン、神経むき出しビヨーンみたいな感じですね。
その神経が強く刺激されると痛みを感じていて、弱く刺激されると痒みを感じるんですね。なので痒いっていうのは痛いのめっちゃ弱いバージョンだという話なんですよ。なので対策は実は同じなんです。

山口憲昭

例えば蚊に噛まれるとき、プスっと刺されて唾液が入って炎症反応起こしてくるわけですけども、痒いな痒いな~ってのは実は痛みの神経が障害を受けて、少しピリピリピリっと刺激されてることによってカイカイカイってなってくるわけですけども、あの痒みを取る時にどういうふうにするかというと、爪で×つけたりとかしましたね~効かへんけど。

まあムヒなんかは神経麻痺させるみたいなものなんですけど、実はもっと効果的な方法がありまして、C線維ってこのヘチマなしバージョンの神経とヘチマありバージョンのイチエイ繊維っていうのは実は同じように刺激をされた時にどっちが早く伝達されるかというと、イチエイ線維の方が強いんですよ。

ということは、痛みを感じるところに触ってあげるわけです。

山口憲昭

触覚、触った時の感覚っていうのをカバーしてあげると、痛みの神経ってのが刺激されにくくなるので、痒みだったりとか痛みだったりとかがおさまってくるんです。これがお医者さんのなかでよく医療の中で言われるのが、手当ってやつですね。
痛いなってとこをさすってあげたりとか手を当ててあげるみたいなのは、こっから気がでてみたいに言う人もいますけども、神経生理学的に言うと要は痛みを感じてる神経の部分を触覚(手)を乗せてあげることによって痛みを少し緩和させてるってわけですね。なのでこれは手術をした部分に関しても同じことがいえます。

傷が治ってくる過程で、痛みの刺激がだんだん弱くなってきて痒みに変わってきてるとこなんで、これは治ってきてるんだなって思ってもらったらいいんですけど痒いのも辛いですよね。そういう時少しでも手を当ててあげるっていうのが1つですね。
もしくは乾燥することによって刺激が増えるってのもあるので、保湿してあげるってのも一つなんですけど、あとは冷してあげるっていうのもそうです。

山口憲昭

冷すって行為自体が接触行為にもなりますし、冷えることによって神経の伝達が少し鈍くなりますので、それで痒みが一時おさまると。
ただ冷やしすぎは注意しないといけないのは、バーンと強く冷やしてしまいますと、結局そのあと外した後が結果血管広がって温度上げようとしますので、その時またカイカイってなってしまいますので、二重の傷に関して言えばそんな感じですかね。

どっか身体のテープが貼れる場所なんかだと、実は傷のところにテープ貼ってあげるだけで痒みが少しマシになったりします。僕は個人的には、蚊にかまれた時や痒くなった時にはすぐ茶色いテープをピタっと貼ると、もうすぐ痒くないです、ほんとに。
騙されたと思って一回試してみてください。

山口憲昭

質問者さん、目のとこ痒いっていう話なんですけど、そういう神経のこと考えて接触をさせてあげるっていうのがいいのかなと思います。
もしくはこれがものすごく時間が経ってから痒いっていう場合は、何か別の理由があるかもわからなくて、湿疹みたいに皮膚炎起こしてる可能性もあるので、ステロイドを塗ったりみたいなことが必要になる可能性はあるんですけども、ステロイドって薬は副作用を起こす可能性が強い薬なので、あまり長いこと使ってはいけないという。

なのであまりにもカイカイカイってのが続いてる場合にはちゃんと病院行って下さいね。

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    切開した後の傷がかゆい!その理由と痒み対処法。

    目の切開手術の後、二重のラインが痒くなるというご相談を受けます。
    傷の治りかけに痒みが出るというのを、皆さんも経験したことがあるのではないでしょうか。

    目元は皮膚の厚さが他の部位に比べて薄いため、最終的に傷はとても綺麗に治るのですが、その治るまでにも段階があります。
    最初、切開をしてから2、3週間くらいは浮腫が出ている状態で、この間は痒みというより痛みの方が強いです。この間を過ぎて1ヶ月ほど経つ頃に傷はだんだん赤みが強くなって固く縮んできます。

    このあたりから痛みが痒みに変化するのですが、痛みと痒みというのは実は同じ神経によるものなのです。

    知覚神経は色々な神経があるのですが、髄鞘の有無や太さ、伝導速度によりA・B・Cに分類されています。

    この中で痛みを感じるのは有髄線維のA線維無髄線維のC線維です。

    A線維は神経が髄鞘という脂質性のビニール膜のようなもので保護されており、絶縁体のような役割を果たすので、電気信号がこの髄鞘を飛び越えながら跳躍伝導する為、さらにこれが他の髄鞘へ情報を飛ばす役目があるので、痛みの情報が早く伝わります。

    なので鋭い痛みや、速い痛みを伝える役目なのです。一方、C線維は髄鞘を持たないため神経がむき出しの状態になっています。

    この二つが主に痛みを感じる神経で、強く神経が刺激されると痛いと感じ、弱く刺激されると痒いと感じるのです。
    痒みというのは痛みのすごく弱いバージョンというイメージなのですね。

    なので痛みが治まって痒みが出てきた時期は、痛みの伝導が弱くなっているので治ってきていると考えて良いのですが、神経がピリピリと少し刺激されている状態なのでそれが続くと辛いですよね。この痒みをどうすれば対処できるのかというと、A線維の方が神経伝導速度が速いので、痛みや痒みを感じている所に触覚として刺激を与えると緩和できるというわけです。

    なので傷が痒くて困っているときは、手を当てて抑えるというのが効果的です。擦るとかではなく当てる。まさに手当てをする。というイメージです。あとは乾燥によって刺激が増えていることもあるので、保湿をする。

    それから冷やすという行為も、触角として接触刺激を与えることができますし、冷やすことで神経伝達が少し鈍くなるので痒みが一時的に治ります。ただし、冷やしすぎると、そのあと血管が広がって温度をあげようとし、またそれが刺激になるので痒みが強くなることがあります。

    傷にテープが貼れる場所なら、傷のところにテープを貼るだけで痒みが少し治ることがあるのでマイクロポアという茶色いテープを貼るのも良いでしょう。虫刺されや怪我などでも使えるので試してみてください。

    もし痒みが、切開をしたあと、すごく時間が経ってから起きている場合は、何か別の理由の可能性があります。湿疹のように皮膚炎を起こしている可能性もあるので、一時的にステロイドを使うこともあるのですが、ステロイドは副作用を起こす可能性も高いので、自己判断はせずに必ず病院を受診してください。

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