7. 鼻の整形(鼻形成)のダウンタイムはどれぐらい?注意すべきことは?

手術前の日常生活を送れるまでの期間であるダウンタイム。その期間を知り対処法を事前に知ることは、急がしい社会人や学生さんには重要なことです。また、お酒やタバコは?洗顔は?など気になることをまとめました。


7-1, 鼻の整形(鼻形成)手術後の腫れや熱

お鼻の術後の経過としては、2―3日目が腫れのピーク、1週間で半分、2―3週間で9割引き、3ヶ月かけて仕上がっていく、というのが大まかな流れになります。いわゆるダウンタイムとして、社会生活が困難というのは、7日目の抜糸ののち、8日目からメイクを開始して、10日前後でコンビニ等にはバレずに出れるくらいになります。鼻骨の骨切をした場合は腫れがプラス1週間程度と考えてください。一方術後の熱発に関しては、38.5度未満の発熱は反応熱として生じることがありますが、手術翌日には消失します。手術翌日以降で一旦平熱に戻ったのちに熱発した場合は、まずはお鼻の色を見ます。お鼻の色が真っ赤で、かつテカテカするくらい緊満感がある場合は、感染の疑いがあります。ただし、通常感染を生じるタイミングは、術後3日目くらいから10日くらいのことがほとんどです。ごく稀に遅発性感染として1ヶ月以上経過してから生じることもありますが、これはごく稀です。


7-2, 鼻の整形(鼻形成)手術後の仕事

術後のお仕事への復帰は、どれくらいの作業かによります。例えば、終日デスクワークで、マスクの着用ができるのであれば、3日目以降でも可能です。一方で、力仕事が必要だというお仕事の場合は、術後1週間程度の安静をしていただくほうが良いと思います。また、マスク着用ができず、接客業となると、やはり3週間程度ダウンタイムを見ておいた方が無難です。とは言え、実際の日本人のダウンタイム渉猟期間としては、3-7日程度がほとんどで、皆様だましだまし出勤されています。言い訳としては、鼻を転んでぶつけて骨折したため、形成外科で治療したとか、鼻中隔側弯症(鼻づまりが起こる病気)の治療をしてきた、など一般的な病気の治療と術後が同じであるため、口実としていることが多いようです。


7-3, 鼻の整形(鼻形成)手術後のお酒

アルコールの摂取に関しては、術後明らかに創部に影響があるという報告はありません。しかし、飲酒することで気分が高揚し、血圧があがる、お鼻へのケアを怠り、ぶつけてしまうなどのトラブルを生じる可能性があるため、1ヶ月程度は控えてくださいとお伝えしています。また、アルコールを少量摂取すると、顔が赤くなるred flusher(レッドフラッシャー)の方は、飲酒で血圧が高くなることがあり、術後出血や鼻づまりの増悪などあるため、1ヶ月の飲酒制限が望ましいと思います。


7-4, 鼻の整形(鼻形成)手術後のタバコ

当院では、禁煙指導は極めて厳格に行なっています。術前1ヶ月からの禁煙、術後3ヶ月間の禁煙(加熱式タバコも含む)をお約束していただいています。これは、術後の拘縮への配慮、感染リスクへの配慮からです。実際に感染を起こすケース、拘縮を起こすケースは、タバコへの暴露(受動喫煙も含む)が認められます。また、術後1ヶ月かけて、組織は傷を直そうと縮んでいく変化をするのですが、この際にタバコを吸うことで毛細血管は攣縮し、血流の増悪に伴う血流障害、その結果移植した軟骨への栄養不足に伴う萎縮や皮膚の拘縮に伴う形の変化を生じてしまう可能性が高くなります。そのため、禁煙はあなた自身ができる綺麗な形をスムーズに手に入れるための義務だと考えています。


7-5, 鼻の整形(鼻形成)手術後のくしゃみ・鼻水

術後2週間程度まで鼻の中の粘膜の浮腫みが強く刺激に伴う鼻汁や、くしゃみなどを生じることがあります。また、鼻の中には、露出した溶ける糸などもあり、これらが刺激の原因になることもあります。また、術後怖いからといって、鼻の中のお掃除をしないと分泌物が鼻の中で固まり(鼻くそ)、それ自体が粘膜や皮膚を刺激することもあります。そのため、術後ケアについて当院では個別に指導しておりますが、ご自身で優しく、そして綺麗にケアをしてもらうことが重要です。また、創部の乾燥は、綺麗に傷を治すために大敵です。そのため、ケアの後には軟膏で保護をしてもらうようにしています。


7-6, 鼻の整形(鼻形成)手術後の洗顔

術後3-5日目にお鼻のギプスが取れます。その後は、洗顔していただいて構いません。ただし、強くこすることで、せっかく皮膚と軟骨の間がくっつき出しているところを剥がしてしまう可能性があります。そのため、あくまでもあわ立てた洗顔フォームで優しく洗顔をする程度にとどめていただいております。術後2週間もすると血行は安定しますが、強い鼻かみなどは、1ヶ月は控えていただいております。


7-7, 鼻の整形(鼻形成)手術後の運動

術後の運動は、対人や対物で衝撃がありうるコンタクトスポーツ(野球、バスケット、サッカーなど)は3ヶ月は禁止、心拍数が激しく上がるランニングや筋トレなどは1ヶ月禁止としています。一方で、ウォーキングは術後の浮腫みを軽減するため、術後3日目以降は努めて行なっていただく方がダウンタイムは短くなります。

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